コロナ禍を経て、公共交通事業が更に苦境に陥りました。今必要なのは「公共交通に目を向けてくれる人、関わってくれる人を増やすこと」。そのコツとして使えるのが「マーケティング」の手法だと、私たちは考えています。2018年末に始めた「公共交通マーケティング研究会」。好評でしたが、コロナ禍で中断しておりました。担い手不足、利用者減少、運賃・公的補助を増やせない、こういった苦境を打破するため、みんなで勉強し、知恵を身に付け、公共交通事業を盛り上げてまいりましょう!
■公共交通マーケティング研究会 リスタートセミナー開催概要
日時: 2024年9月10日(火曜日) 13:00-16:00 (終了後情報交換会あり)
費用: 参加無料(要事前登録)
会場: 名古屋大学東山キャンパス 理学南館 坂田・平田ホール、オンライン配信あり
内容:
※両備ホールディングスからの資料配付はありません
<<10月以降の毎月、マーケテイング手法を訓練する例会・合宿を実施します>>
主催:公共交通マーケティング研究会
後援:(一社)日本民営鉄道協会、第三セクター鉄道等協議会、(公社)日本バス協会、(一社)日本旅客船協会、
(一社)全国ハイヤー・タクシー連合会、、(一社)公営交通事業協会
※国土交通省の2024年度 「共創・MaaS実証プロジェクト」モビリティ人材育成事業(二次募集) 採択事業
加藤博和
名古屋大学大学院環境学研究科 附属持続的共発展教育研究センター教授、公共交通マーケティング研究会 幹事代表。地域公共交通プロデューサーとして全国の現場で公共交通立て直しのため活動する一方、国土交通省の様々な委員会にて制度見直しに長年携わる。共著書「地域公共交通政策論 第二編」、「地域モビリティの再構築」など。
楠田悦子 (MC)
心豊かな暮らしと社会のための、移動手段・サービスの高度化・多様化と環境について考える活動を行っている。自動車新聞社モビリティビジネス専門誌『LIGARE』創刊編集長を経て、2013年に独立。
大上真司
両備ホールディングス株式会社常務執行役員バス・鉄軌道ユニット長。コロナ禍の2021年度期中にユニット長に就任し両備グループの交通事業の事業構造改革を推進。
主な著者(共著)は『地域モビリティの再構築』。環太平洋大学経営学部講師(2021〜2022)。
太田恒平
株式会社トラフィックブレイン代表取締役。ナビタイムジャパンにて経路探索・交通ビッグデータ分析等を担当したのち、トラフィックブレインを設立。バスの遅延改善、GTFS活用などの交通データ分析・コンサルティングを行う。熊本都市圏にて「車1割削減、渋滞半減、公共交通2倍」を目指し研究PJを実施中。
今釜卓哉
九州産交バス 共同経営推進室 課長。営業所に1年半勤務後、本社部門にて路線バスのマーケティングやシステム導入、空港民営化コンセッション業務を経て、熊本県、熊本市とバス事業者から成る共同経営推進室にて共同経営に関する分析・企画・調整・実施を担当。
成定竜一
高速バスマーケティング研究所代表。都市ホテル勤務、楽天バスサービス取締役を経て同社設立。国土交通省「バス事業のあり方検討会」委員など歴任。新聞、テレビでのコメント多数。バス乗務員専門の求人サービス「バスドライバーnavi(どらなび)」を設立 時(2014年)から監修
山田和昭
日本鉄道マーケティング代表。IT業界でマーケティング・販売企画に25年携わり鉄道業に転身。若桜鉄道社長としてSL走行社会実験では沿線人口の7割相当を動員し鉄道を地域の観光軸とし経営改善を進めた。定期船航路の人材確保、近江鉄道の沿線住民など3万8千人を動員した無料デイ・沿線連携イベントを推進。