長年衰退を続けてきた日本の地域公共交通が、いま見直されつつあります。しかし、多くの方に利用されるようになるためには、現状のままではダメで、路線やダイヤも、PRのしかたも、大きく見直し ていかなければなりません。また、ITや自動運転といった新しい技術もうまく活用していく必要があります。
問題は、「公共交通改革」のために必要なノウハウが関係者間で広く共有され、レベルが底上げされる機会が極めて少ないことです。各自が勝手バラバラに取り組んでいるだけでは、公共交通サービスが 社会の期待に応えることはできません。
そこで我々有志は立ち上がりました! 日本の地域公共交通に最も足りないのは「マーケティング」だと考えました。すなわち、ニーズを把握し、それを満たすサービスを提供することを可能とするビジ ネスモデルをつくりあげ、絶えず改善していく活動です。それを関係者みんながフラットな立場で集まって勉強し、現場で実践し、結果を出すための「場」として、「公共交通マーケティング研究会」を発 起しました。
公共交通事業者の皆様、そして事業に関与する(したい、しなければならない)皆様が、「マーケティング」の発想を取り入れてよりよい公共交通をつくっていく活動をできるように、ノウハウや取組の 情報交換と横展開、そして現場の改善と社会へのインパクト波及を目指します。この発想にご賛同いただける皆様、ぜひ一緒になって取り組みませんか!
会員は明確には定義しない予定で、行事の参加も自由です。すべての行事は毎回、参加者の持ち寄りで行うこととし、参加費等はその都度変化します。
年6回(約2か月おき)、全国各地で行う予定です。毎回トピックを決めて集中的に勉強や議論をし、理解を深めるとともに、それぞれの現場での活用を考えます。
年1回程度、全国のどこかに行き、そこでの公共交通について参加者で問題点を洗い出し、対応策をみんなで提案します。当該地域・事業者がその提案を取り入れることはもちろん可能(したがって誘致も大歓迎)ですし、参加者が自身の現場に持ち帰って活用することもできます。
公共交通マーケティングについて深い知見や豊富な実践経験をお持ちの、以下の経営者・研究者の方々(敬称略、順不同)にお願いしています。
※2024/8/3現在